園のご案内
2025年春、本園は開園50年目を迎えました。開園以来、園舎を巣立った卒園生も 7,700 名を超え、全国各地や海外で活躍する様子を耳にするたびに心躍る思いです。今も変わらず、園舎内はもちろん園庭でも大好きな遊びに夢中になる王子王女の笑顔が溢れております。理想的な教育環境が整うことで、主体的な遊び中心の保育も進化し続け、その中で着実に協調性や創造性といった非認知能力が育っていることを実感します。これからもありのままの自分と他者を受け入れながら互いに高め合うことのできる太陽の子の育成に全教職員が心を一つにして取り組んで参ります。
創価幼稚園の「創価」とは「価値創造」を意味します。これは著名な教育者であり、創価学会初代会長である牧口常三郎先生と、その弟子戸田城聖先生(同第二代会長)という北海道で青春時代を過ごされたお二人が提唱・実践された教育哲学です。そして初代・二代会長の構想であった創価一貫教育を完成させたのが、創価学園・創価大学の創立者である池田大作先生です。創価幼稚園は創価一貫教育の最初の門として札幌に誕生しました。その後、香港・マレーシア・シンガポール・韓国・ブラジルに幼稚園が誕生。東京と大阪には小中高一貫の創価学園が、大学では創価大学・アメリカ創価大学(SUA)が誕生しています。近年では2023年、創価インターナショナルスクールマレーシア(SISM)が開学し、創価教育のネットワークがさらに発展を続けています。これからも世界市民の育成を目指して、創価学園は成長を続けて参ります。
本園は世界市民の育成を目指した創立者の遺志を受け、お子様が長い人生を過ごす中で、自他ともに幸福になっていくための価値を創造していくことを目指しています。その価値を「心の根っこ」として大切にしております。「心の根っこ」を太くするために、お子様一人一人に寄り添い、安心できる環境の中で誰もがかけがえのない存在であることを実感してもらいたい。また日々の遊びや行事の中で「負けない心」「優しい心」を育んで参りたい。それが私たち教職員の願いであり、そのための保育であることを肝に銘じております。
お子様自身の中にある“幸せの種”が芽を出し、花を咲かせ、やがて実を結んでいきます。生涯消えることのない「心の根っこ」が育くまれていく場所、それが札幌創価幼稚園です。
園長 坂本充康